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コラム

ChatGPTで家計の支出分析をする具体的な手順 ― ムダを減らして、貯蓄体質の家計へ ―

カテゴリ: 初めてのFP相談 公開日:2025年03月27日(木)
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家計簿はつけているのに、なぜかお金が貯まらない…。そんな悩みを持つ方に向けて、ChatGPTを使った支出分析の具体的な手順を紹介します。データの準備からAIへの入力例、必要支出と裁量支出の分類、節約の具体策まで、誰でも実践できる内容です。無理なく支出を見直して、あなたも“貯まる家計”を目指してみませんか?

 

「なんとなく使っているお金」を見直すチャンスです

家計簿アプリを使っていても、「気づいたら今月も赤字…」「思ったほど貯金が増えていない…」と感じていませんか?
毎月しっかり働いて収入はあるはずなのに、なぜかお金が手元に残らない——そんな漠然とした不安を抱える方は少なくありません。

ステップ1:支出データを準備する

まずは、ChatGPTに読み込ませる家計の「素材」を用意しましょう。
形式はシンプルでOKです。

データの収集方法
  • 家計簿アプリ(例:マネーフォワード、Zaim)からCSV出力
  • ExcelやGoogleスプレッドシートにまとめる
  • 手書き家計簿をもとに手入力してもOK
最低限必要な情報
  • 日付
  • 支出項目(例:食費、光熱費、サブスク、保険など)
  • 金額
  • メモ(任意。内容の把握がしやすくなります) 
日付 | 項目       | 金額  | メモ  
3/1  | 食費       | 8,000 | スーパーのまとめ買い  
3/2  | サブスク   | 1,200 | 動画配信サービス  
3/3  | 外食       | 5,000 | 友人とのランチ

※入力するデータに氏名や住所などの個人情報が含まれないようご注意ください。

ステップ2:ChatGPTに分析を依頼する

データが準備できたら、ChatGPTに支出分析を依頼します。

入力例(コピペOK)
あなたは家計管理の専門家です。以下の家計データを【必要支出】と【裁量支出】に分類し、削減可能な支出があれば教えてください。  

【必要支出】:生活に必須の支出(例:家賃、食費、光熱費)  
【裁量支出】:見直し可能な支出(例:外食、サブスク、交際費)  

▼家計データ  
3/1 | 食費 | 8,000 | スーパー  
3/2 | サブスク | 1,200 | 動画配信  
3/3 | 外食 | 5,000 | 友人とのランチ  
…

ステップ3:「必要支出」と「裁量支出」を明確にする

ChatGPTは、支出を以下のように分類してくれます。

出力例
【必要支出】  
- 食費(スーパー):8,000円  
- 光熱費:9,000円  
- 保険料:12,000円  

【裁量支出】  
- サブスク(動画配信):1,200円  
- 外食(ランチ):5,000円  
- 娯楽費(映画・趣味):7,000円  

▼アドバイス  
1. 使用頻度の低いサブスクは解約を検討しましょう。  
2. 外食は月2回以内に制限し、予算を設定すると◎  
3. 保険内容が適正か見直す価値あり(詳細があれば診断可能)

分類されることで、どこが生活必需で、どこが見直せるかが明確になります。

 

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ステップ4:具体的な削減プランを提案してもらう

裁量支出の中でも「どれを、どのくらい」見直せばいいかをChatGPTに提案してもらいましょう。

質問例
裁量支出を月3万円以内に収める方法を提案してください。  
また、無理のない節約ルールをいくつか教えてください.
出力例
▼裁量支出を3万円以内に抑える方法  
- 外食:月2回までにして1万円に抑える  
- サブスク:現在5契約→使用頻度の低い3つを解約で3,000円削減  
- 娯楽費:無料イベントや公共施設を活用  

▼無理のない節約ルール  
- まとめ買いで週1回の買い物に固定する  
- ポイント還元率の高い支払い方法を活用する  
- サブスクは月ごとに「本当に使っているか」チェック

「節約の具体策」が見える化されることで、行動に移しやすくなります。

ステップ5:毎月ChatGPTと「家計のPDCA」をまわす

節約や家計改善は、「一度見直せば終わり」というものではありません。

大切なのは、小さな改善を積み重ねながら継続すること。

ChatGPTは、その継続的な家計管理にも頼もしいパートナーになります。

 

月ごとの家計の動きを振り返り、「改善できたこと」「できなかったこと」を確認することで、次月以降の対策がぐっと立てやすくなります。
AIに支出データを渡して対話するだけで、まるでコンサルタントと家計レビューをしているような感覚に。

継続利用のポイント
  • 毎月の支出データを入力して、再度分析を依頼する
  • 「先月と比較して、どこが改善されたか?」「次の1ヶ月で気をつけるべきことは?」といった質問をする
  • 月末にChatGPTと一緒に振り返る「家計レビュータイム」を習慣にして、行動につなげる

 

このPDCA(Plan→Do→Check→Act)のサイクルをまわすことで、ムリなく、でも着実にお金が貯まる家計へと進化していきます。

 

▶PDCAで挫折を経験した方は、「家計管理はPDCAからOODA(ウーダ)ループへ!変化に対応できる賢いお金の使い方」をどうぞ!

 

 

ChatGPTで、ムリなく・ムダなく、貯まる家計へ!

家計改善において大切なのは、「支出を見える化 → 分類 → 見直し → 実行 → 振り返り」という一連のサイクルを繰り返すこと。
このプロセスをChatGPTと一緒に進めることで、家計管理はぐっと効率的になり、無理のない支出管理を通じて、貯蓄をしやすい家計を目指すことができます。

 

「家計簿は苦手」「忙しくて手が回らない」「専門的な知識がない」——そんな人でも大丈夫。
ChatGPTはあなたの代わりにデータを読み解き、やるべきことを整理し、今すぐできる実践的なアドバイスを提案してくれます。
一人では難しいと感じていた家計の見直しも、AIの力で“できること”に変わるのです。

 

 

次回予告:「投資が不安…」な人こそ、ChatGPTでスタート!

次回の記事では、ChatGPTを使って、夫婦それぞれのリスク許容度を診断し、安心して積立NISAやiDeCoなどを始めるための具体的な手順をご紹介します。

 

  • リスク許容度診断のやり方
  • 自分に合った投資スタイルの見つけ方
  • ChatGPTが教えてくれる安心・安全な運用の始め方

 

「投資って難しそう…」「損したくないから何もできない」そんな不安を抱える方こそ、ぜひチェックしてください。
ChatGPTと一緒に、安心の“投資デビュー”を叶えましょう!

 

(注記)ChatGPTはあくまで参考意見を提供するツールであり、最終的な判断はご自身または専門家にご相談ください。

(執筆:ファイナンシャルプランナー 平野 泰嗣)

 

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この記事を読んで、家計の見直しに興味を持たれた方は、LFCにお問い合わせください。LFCでは、家計の現状分析や目標設定、資産運用や保険の提案など、あなたのライフプランに合わせた家計の見直し相談を行っています。

 

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