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コラム

世界幸福度ランキング、日本は何位?

カテゴリ: コンシェルジュ通信 公開日:2022年09月01日(木)
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世界幸福度ランキング、日本は何位?

豊かさの概念として、ウェルビーイング(Well-being)が世界で注目されています。

 

2012年にスタートした「世界幸福度ランキング」や2015年国連サミットで採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」でも言及され、より良い社会を築くための指標として重要視されています。

 

世界幸福度ランキングは、「幸福度」という目に見えないものを数値化し、ランキング化しています。 ランキング方法は、主観的な幸福度を調査し、それに6つの因子を加味して順位化するというものです。 ①1人当たりのGDP、②社会保障制度などの社会的支援、③健康寿命、④人生の自由度、⑤他者への寛容さ、⑥国への信頼度です。


10年目の節目となる2022年の日本の順位は54位。2020年の62位、2021年の56位から上昇しているものの、全体で見るとかなり低い順位です。ランキングの上位は、フィンランド、デンマーク、アイスランドで北欧諸国が占めています。主要先進国では、ドイツ(14位)、カナダ(15位)、米国(16位)です。

 

日本のGDPは高く(世界3位)、社会保障制度も充実。世界的に見ても治安は良く、暮らしやすい環境が整っていると言えます。

 

6つの指標の内、➀②③④の数値だけを見ると、上位国と、さほど大きな差はありません。日本の順位が伸び悩んでいる理由としては、「⑤他者への寛容さ」と「⑥国への信頼度」が低い点が挙げられます。また、国民それぞれが抱く「主観的な幸福度」も日本はかなり低い水準とのことです。

 

内閣府では、Well-beingに関する取組みとして、「満足度・生活の質に関する調査」を実施しています。コロナ禍の調査であることも影響しているのでしょうが、最新の調査では、「健康状態」「社会とのつながり」「生活の楽しさ・面白さ」 の満足度が低下し、その傾向は女性の方が大きいとのことです。

 

ところが、コロナ禍にあっても、上記の指標の満足度が上がった人もいて、それらの人は、積極的に運動をしたり、人と交流したり、趣味などを見つけたりした人です。結局のところ、満足度・幸福度は、与えられるものではなく、自ら行動して得るものだと言えるでしょう。

LFCのSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みについて

 

(執筆:ファイナンシャルプランナー 平野泰嗣)

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