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コラム

IROOPで無料あたまの健康チェックを受けよう!

カテゴリ: FP夫婦のふたり言 公開日:2019年10月08日(火)
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IROOP あたまの健康応援プロジェクト

65歳以上の高齢者の認知症患者数と有病率の将来推計は、2012年は認知症患者数が462万人と、65歳以上の高齢者の7人に1人(有病率15.0%)でしたが、2025年には約700万人、5人に1人になると見込まれています。

 

認知症に対する医学的な研究も進んでいて、認知症の予防や薬物療法によって認知症の進行を遅らることも可能になっています。他の病気と同様に早期発見・早期治療が大切です。

 

そこで、自身のあたまの健康状態をモニタリングすることができるサービスとして、「IROOP」をお勧めします。

 

IROOPは、認知症予防のための健常者向け情報登録システムです。認知症が発症する前の症状をとらえ、生活習慣の改善などにより認知症の発症を予防する因子を解明することなどを目的とします。

 

40歳以上の健康な人であれば、誰でも登録でき、生活状況アンケートを記入すれば、電話による「あたまの健康チェック」や「Cogstate」(オンライン認知機能検査)の診断を無料で受けることができます。ぜひ、ご家族にもご紹介ください。

 

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Cogstate検査結果の例

 

IROOPの運営は、国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター IROOP事務局で国の機関です。

IROOPの研究成果で認知症の危険因子が判明

 

IROOPに登録された日本人の高齢健常者の大規模データから、認知機能の変化に影響している因子について解明することができました。

 

具体的には、風呂に入る、洋服を着ることなどの日常生活活動が低下すること、抑うつ、がん・糖尿病の既往、慢性的な痛みの有無、および聴力損失、等が認知症の危険因子として抽出されました。

 

このことから身体活動の低下や認知機能の低下を防ぐために、家庭外の社会的活動への参加や気分低下の防止、さらには身体的な痛みの除去や生活習慣病への介入が認知症予防になることが明らかになりました。

 

高齢のご家族のいらっしゃる方は、危険因子に該当しないか、あるいは、早めの認知機能診断の受診をお勧めします。 

IROOPあたまの健康応援プロジェクトは2021年4月にJ-TRCに継承

 2021年3月まで国立精神・神経医療研究センター(NCNP)にて運用されていたIROOP® が3月22日をもって終了したことに伴い、IROOP®への参加者のうち、希望される方に対して、J-TRC(※)への参加と IROOP® 登録データの引き継ができるよう、2021年4月14日中にJ-TRCシステムのメンテナンスが行われました。これにより、過去にIROOP®で受検した「あたまの健康チェック」や「Cogstate」の結果が参照できるようになっています。

(※)J-TRC(ジェイ・トラック)は 認知症予防薬の開発のために、Trial(治験*1に)Ready (即時に準備できる) Cohort (コホート:人の集まり)をつくりあげることを目的とする研究です。

  

J-TRC・認知症チェック

 

 (2024年4月5日追記)

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