2025年、生活の転換期へ~働き方と資産形成の新たな可能性
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
2025年は、日本人の生活にとって重要な転換点となる年です。税制改正の内容や年金制度改革の実施が見込まれる中、働き方や老後の資産形成において大きな変化が訪れようとしています。今年の税制改正(案)では、所得税の基礎控除や給与所得控除の最低保障額の引き上げが盛り込まれました。これにより、物価上昇が家計の負担を圧迫する中でも、実質的な手取りが増える仕組みが導入される見通しです。特に高齢者や女性が働きやすい環境の整備が進められており、多様な働き方を選択しやすくなると期待されています。
また、資産形成においても転換期を迎えています。NISAやiDeCoといった制度がさらに利用しやすく改良され、貯蓄から投資への流れを後押しする取り組みが加速しています。こうした政策の背景には、老後の資産形成を一層支援し、将来に備えた安定的な生活基盤を整える狙いがあります。一方で、2025年中には5年に1度の年金制度改革が予定されており、被用者保険の適用拡大、いわゆる「年収の壁」と第3号被保険者制度、働きながら年金を受け取る在職老齢年金制度の見直しが議論されています。これにより、働き方や老後の収入構造が大きく変わる可能性があります。
これらの税・社会保障制度改革は、私たち一人ひとりの生活に直接影響を与えるものです。税負担の調整による手取りの改善や、働き方の選択肢が広がることは、日々の暮らしに新たな選択肢や可能性を生み出します。また、資産形成の支援策を活用することで、老後に向けた安心感を得られる方も多いでしょう。しかし、これらの制度を効果的に活用するためには、それぞれのライフステージや家庭状況に応じた計画的な対応が欠かせません。
LFCでは、このような転換期に対応した相談を積極的に行っています。働き方の変化や老後の備えに不安を感じる方も多いかと思いますが、一緒に具体的なプランを考えることで、不安を安心へと変えるお手伝いをしたいと考えています。税制や年金制度の変更が複雑に思える場合でも、専門的な視点でわかりやすく解説し、将来に向けた計画を一緒に立てていきます。
LFCは、皆さまの人生設計のパートナーとして、全力でサポートしてまいります。
※ニューズレター「暮らしと資産のコンシェルジュ通信・2025年新春号」巻頭コラムより
令和7年(2025年)1月1日
FPオフィス Life & Financial Clinic
ファイナンシャル・プランナー
平野 泰嗣 平野 直子