困難を乗り越える「一流のメンタル」の要素は？
残暑お見舞い申し上げます。
2022年の前半の出来事を振り返ってみると、1月は34都道府県で新型コロナまん延防止、2月は北京オリパラの中、ロシアのウクライナ侵攻、4月は知床半島沖で観光船の沈没、7月はKDDIの大規模な通信障害、安倍元首相の銃撃と円相場の急落、8月は連日の猛暑と新型コロナの第7波。人災・自然災害ともに激動の半年でした。2020年初頭の新型コロナ感染拡大から2年半が経過していますが、未だ先が見えない状態が続いています。
さらに、7月23日、WHOはサル痘について「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言しました。米疾病対策センターは、7月29日時点の世界感染者数は2万2000人超と推計し、 ニューヨーク州とカリフォルニア州では緊急事態宣言を発出。サル痘は、欧米を中止に感染拡大が続いていて、感染対策としてワクチン接種が進められている国もあります。
日本での感染確認例はわずかですが、新型コロナの例を見ると、今後の感染拡大は気になるところです。8月2日に厚生労働省は、サル痘に天然痘ワクチンの使用を承認し、治療薬や検査体制の整備に着手したことが公表されましたが、新型コロナで後手後手の対応となっている日本でコロナとサル痘の対策を同時並行で行えるのか少し不安です。感染対策をしっかり行えば確実に効果があることは新型コロナの感染予防でわかっていますので、家庭内では、引き続き努力の継続が必要となるでしょう。まだまだストレスフルな生活を余儀なくされそうです。
現代のストレスマネジメントと災害時メンタルヘルスの生みの親の1人であるジョージ・S・エヴァリーJr. 博士による『STRONGER「超一流のメンタル」を手に入れる』より、困難を切り抜ける気持ちの持ちようとして、５点挙げられています。
①能動的な楽観主義～楽観的な人は未来に希望を持つことができる～
②決断力と行動力～逆境こそ最も決断力と行動力が求められる～
③道徳的な指針～正直さ、高潔さ、誠実さ、倫理～
④粘り強さ～試行錯誤の繰り返しが成功の元～
⑤周囲のサポート～逆境や挫折からの立ち直りは、周囲（家族や相談先）のサポートから～
LFCは、お客様の困難を乗り越えるサポート役となれるよう日々精進しております。
下半期もよろしくお願い申し上げます。
※ニューズレター「暮らしと資産のコンシェルジュ通信・2022年真夏号」巻頭コラムより
令和4年（2022年）8月7日
FPオフィス Life ＆ Financial Clinic
ファイナンシャル・プランナー
平野 泰嗣 平野 直子
