「令和」時代を迎えての雑感~暑中お見舞いにかえて
暑中お見舞い申し上げます。
5月1日午前0時に改元され、「令和」時代が始まりました。各地でカウントダウンイベントが行われるなど、新時代の幕開けに、言葉に表せないような期待感を抱いた人も少なくないのではないでしょうか。あれから3か月経過すると日常を取り戻し、その期待感も薄らいでしまったのは気のせいでしょうか。首相談話によると、「令和には、人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つという意味が込められている 」とあります。
今の世相を見ると信じられないような自己中心的な事件が多発したり、また互いの権利を激しく主張し合ったりするような個人主義的な風潮があり、殺伐としていて何となく生き心地の悪さを感じます。そのような中、人々は美しく心を寄せ合うことができるのかと批判的に考える人もいるかもしれません。「文化が生まれ育つ」とありますが、「文化」とは、人間が社会の成員として獲得する振る舞いの複合された総体のこと(wikipedia)だそうです。 現実社会とは大きく食い違っているけれども、私たち日本人が美しく心を寄せ合うことができるような社会が実現できれば、そこから形成される文化もきっと素晴らしいものとなる、そんな願いが込められていると私なりに解釈しました。ここ最近の日本は超高齢化社会を迎え、高齢者の孤独死問題や、経済格差による貧困問題など、社会の歪みが大きくなってきていると感じてます。
賛否両論はあると思いますが、元号は、日本人の心情に溶け込み、日本国民の精神的な一体感を支えるものだそうです。「令和」が、日本人の共存共栄の精神を今一度見直すきっけになれば良いのではないかと思いました。また、それが日本国内だけにとどまらず、世界にも広がっていければよいと思いました。来年2020年は、東京オリンピック・パラリンピックです。日本の「おもてなし」が世界に広がり、更に共存共栄の精神が世界に広がるきっかけになることを期待しています。
LFCでは、“出会った人の「その人らしい幸せな人生」の実現をサポートし、世の中に「幸せの輪」を広げる”をミッションとして掲げ、令和時代も、お客様に対し、真摯に向き合っていこうと気持ちを新たにしました。「令和」が皆さまにとって豊かで安心した暮らしができる良い時代になるよう、しっかりサポートいたします。
※ニューズレター「暮らしと資産のコンシェルジュ通信・2019年真夏号」巻頭コラムより
令和元年(2019年)8月3日
FPオフィス Life & Financial Clinic
ファイナンシャル・プランナー
平野 泰嗣 平野 直子