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コラム

人生100年時代と人生会議

カテゴリ: コンシェルジュ通信 公開日:2019年01月22日(火)
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「平均余命」と「健康余命」

 

人生100年時代と言われる昨今、「平均寿命」と「平均余命」の違いから、予想以上に人生が長いのは周知の事実です。
・平均寿命:0歳時の余命
・平均余命:該当年齢時の余命

 

平成29年簡易生命表によると、平均寿命は男性81.09年、女性87.26年。65歳時点の平均余命は男性19.57年、女性24.43年なので、65歳を無事に迎えた人は、男性なら85歳、女性なら90歳ぐらいまで平均的に生きられる計算になります。

 

「平均寿命」、「平均余命」と同様に「健康寿命」が注目されています。2016年における健康寿命は、男性72.14年、女性74.49年で、65歳時点の健康余命は男性14.09年、女性16.15年とのこと(※1)。

65歳時点の平均余命から健康余命を差し引くと、健康ではない状態(日常生活になんらかの支障がある状態)の期間は、男性5.5年、女性8.3年と計算することができます。

このうち、平均要介護期間(要介護2以上と認定されている期間)は、男性1.67年、女性3.47年とのことです。

 

人生100年時代と人生会議

老後をどう生きるかは、心身共に自由な期間と、心身ともに緩やかに衰えを感じながら過ごす期間の両方を考える必要があるでしょう。そして、さらには、介護状態や終末期医療など、避けては通れません。

最近、医療や福祉の現場で、(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)という言葉がよくつかわれています。

 

自らが望む人生の最終段階における医療・ケアについて、前もって考え、医療・ケアチーム等と繰り返し話し合い共有する取組を「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」と呼びます(※2)。

人生の最終段階において、本人の意思が尊重され、本人が希望する「生を全う」できるように、年齢を問わず、健康な時から、人生の最終段階にいける医療・ケアについて考える機会を持ち、本人が家族・医療・ケアチームと繰り返し話し合う取り組みで、欧米を中心に普及しているそうです。厚生労働省では、ACPの普及のため、ACPを「人生会議」という愛称で普及しています。

親子で人生会議を

親子といえども、なかなか、こういった終末期に関する話し合いをするのは難しいことかもしれませんが、大切なことです。

最近、「終活」に関するセミナーを開催していますが、セミナーにいらした方から、どのように親に相続や終活の話を切り出したら良いのかという質問をよくいただきます。

 

難しい質問ですが、ポイントは、相続や終活の話をするのではなく、親子で人生をどのように共に生きるかを話し合うことです。その行き着く過程に、終活や相続の話が出てきます。まさに、親子で人生会議をすることだと思います。

 

※1「65歳の人が、今後“健康”でいられる期間は?~人生100年時代は、「健康寿命」ではなく「健康余命」で考える~」(ニッセイ基礎研究所)

※2「自らが望む人生の最終段階における医療・ケア」(厚生労働省)

(執筆:ファイナンシャルプランナー 平野 泰嗣)

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