不確実性が高まる時代、顧問FPを持つことが重要に
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
2019年5月1日から新元号に変わります。平成30年間を振り返り、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。私たちは、仕事柄、経済に関する事柄がすぐに頭に浮かびました。バブル崩壊、金融機関の破たん、ITバブル、ライブドア事件、リーマンショック、アベノミクス、仮想通貨ブームなどです。株価・地価などの資産価値で考えると、急降下からなべ底が続き、アベノミクス以降、上昇傾向という印象です。平成当初は、証券会社の窓口で、限られた人が投資を行っていましたが、インターネット時代に入り、情報公開が進み、ネットでの取引が容易になったことから、投資が一般の人にも少しずつ開放されました。
税制・社会保障制度も変わり、公的年金制度では、支給開始年齢・保険料の引き上げ、配偶者(特別)控除の見直し、給与所得控除の見直しなどがあり、生涯可処分所得が減少しました。また、確定拠出年金制度の導入によって、勤務先の退職金・企業年金制度の変更、定年延長など、働き方の見直しなど、家計面・生活面にも大きな影響を及ぼしています。
また、忘れていけないのは、阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震、その他、省略することが憚れる数多くの自然災害が記憶に残っています。私たちの日常生活でも防災意識の高まりを見せています。
日本は、少子高齢社会を迎え、税・社会保障など、私たちの生活を取り巻く環境は目まぐるしく変化しています。そんな中、私たちが望む豊かな人生を送るためには、人生観・価値観に基づいたライフプランを持つことが大切です。そのライフプランも、社会・経済環境の変化に合わせて見直していかなければなりません。
一方で、世の中には、マネーに関するさまざまな情報が溢れかえっています。その中から、自分たちに本当に必要な、最適な情報を取り出すことは至難の業と言えるでしょう。お客さまの状況を常に把握していて、環境変化に合わせて、適切なアドバイスができる顧問FPを持つことは、不確実性が高まったこれからの世の中で、お客様とそのご家族が「自分らしい人生」を送るために、ますます重要になってくるでしょう。
LFCでは、ホームページをリニューアルし、「顧問FP(LFC会員)サービス」を開始しました。「いつでも相談できる、あなたのFP」として、今後ともLFCをご愛顧いただけると幸甚です。
平成31年(2019年)1月1日
FPオフィス Life & Financial Clinic
ファイナンシャル・プランナー
平野 泰嗣 平野 直子