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コラム

【第5回】選択肢が広がった老後の住まい方

カテゴリ: Quality of Life 公開日:2019年01月09日(水)

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はじめに

 

セカンドライフをいつまでも健康で過ごすことができればとても幸せなことです。けれども、誰しもやがては老いと付き合いながら第二の人生を過ごすことになります。豊かで幸せな人生を送るためにお届けしている“Quality of Life”の5回目は、セカンドライフの住まいについてです。

 

相談事例 退職を目前に将来の介護に備えてリフォームを考えるKさん

入社35年目のKさんは、住宅ローンの返済も無事終え、ホッと一息ついたところですが、築30年を経過したマイホームは痛んだところが目立つようになってきました。数年後に迫った定年退職の後も現在の家に住み続けるつもりなので、老後も暮らしやすいようにバリアフリー対応のリフォームを検討しています。

 

けれども、将来、介護状態になったら介護施設に入るお金も準備しなければならないので、お金のことも心配です。そこで、老後の住まいと介護についてファイナンシャルプランナーのもとに相談に来ました。

 

【参考:LFCのトライアル相談

 

アドバイス

セカンドライフは、60歳以降20~30年以上という長い期間があります。セカンドライフを大きく二つに分けると、健康で元気に活動する“アクティブシニア期”と老いと付き合いながら過ごす“エイジドシニア期”があります。老後の住まいも、これらの二つの期間に分けて考えると整理がつきやすいでしょう。

アクティブシニア期と住まい

 マイホームは、通勤に便利な所や子育て環境の良い所など、現役時代の生活に合わせた選択をしているケースが多いと思います。退職して仕事がなくなり、子育ても終わった時も、現在の家に住む理由があるのかをもう一度見直すと良いかもしれません。快適な住まいや自分たちがより健康的で生き生きと過ごせる場所をもう一度探してみるという選択肢もあるのではないかと思います。

 

最近は、住み替え、田舎暮らし、移住など様々な選択をする人が増えてきました。住宅のリフォームにかかる費用も意外と大きい(図1)ので、アクティブシニア期の住まい方をしっかり見据えた上で、リフォームに取り掛かるかどうか判断されると良いでしょう。

 

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エイジドシニア期と住まい

心身が衰え誰かの介助が必要となってくるエージドシニア期は、身体機能の低下がともなうので、それらに配慮した建物や設備が求められます。自宅で介護を考える場合、気心の知れた配偶者に面倒を見て貰いたいと考えがちですが、お互いに年をとっていますので、家族や第三者の手を借りる必要もあります。

 

介護期間は思った以上に長い(図2)場合があるので、介護保険制度を積極的に活用すると同時に介護する人が介護しやすいようにリフォームを検討する必要があります(図3)。また、介護に対応したリフォームだけではなく、介護施設に入居することも視野に入れて、資金計画を立てましょう。

 

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介護保険の住宅改修費支給制度や自治体のリフォーム補助金を活用する

介護保険の認定を受けた場合、居宅介護住宅改修費(介護予防住宅改修費)を受給することができます(図4)。事前に申請することにより、工事費用20万円までのうち90%が支払われます。この他、各自治体が高齢者福祉政策の一環として、独自の制度を設けている場合があるので、確認すると良いでしょう。

 

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マイホームを活用して老後の資金をつくる2つの制度

介護費用の自己負担や介護施設に入居することを考えると、お金のことが心配になると思います。マイホームを活用して老後の資金をつくることのできる二つの方法を紹介します。

(1)リバースモーゲージ

リバースモーゲージは、マイホームに住み続けたまま、これを担保にして資金を借り入れ、元本と利息の返済は、死亡時に担保であるマイホームを処分して清算するものです。最初にまとまったお金を受け取る一括借入方式と毎月決まった金額を受け取る年金方式などがあります。代表的なものとして、厚生労働省が都道府県社会福祉協議会の協力のもと実施している「生活福祉資金貸付制度」があります。また最近は、一部の民間金融機関でも取り扱うようになっています。

(2)マイホーム借上げ制度(一般社団法人移住・住みかえ支援機構)

マイホーム借上げ制度は、移住・住みかえを希望する50歳以上の国民等が保有するマイホームを一般社団法人移住・住みかえ支援機構が終身もしくは一定期間借上げて一定の賃料を保証します。一方、これを主として子育て世代に転貸することによって社会資本として有効活用しようとする制度です。

 

「金時持ち」の老後を目指して

豊かな老後について考えると、お金も大切ですが、老後を存分に楽しむために健康であることも大切です。健康であるためには、運動や食事に気をつけたりするなど、日々の健康管理が大切です。現役時代の健康への投資は、将来健康でいられる時間を貯金しているとも言えます。より豊かな老後を暮らすために、ライフプランとファイナンシャルプランを立てながら、「お金」と健康でいられる「時間」が十分にある「金時持ち」の老後を目指しましょう。老後を不安に思うのではなく、しっかり将来を見据えて準備することで、未来は明るくなります。

 

LFCでは、老後の住まいについての資金計画はもちろん、工務店やリフォーム会社、介護施設紹介サービス会社とのネットワークを活かして、お客さまが安心したセカンドライフを送れるように、お手伝いさせていただきます。

 

 【参考:LFCのセカンドライフ相談

 

※本コラムは、警視庁機関紙「自警」(平成23年1月号)に寄稿したものを一部加筆・修正したものです。

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