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介護で困らないために〜押さえておきたい介護のポイント(第6回)

民間会社の介護サービスと便利家電を活用する

民間会社の介護サービス

 公的な介護保険で受けられる介護サービスは、要介護度などに応じて受けられるサービスに限りがあります。一方、民間会社は、費用はかかりますが、きめ細かいさまざまな介護サービスを提供しています。公的介護サービスで賄いきれない部分は、民間の介護サービスを利用するのもよいでしょう。

 

■家政婦・家事代行

 部屋の掃除、買い物、調理といった家事全般の他、付き添いや見守り、介護が行える場合もあります(図1)。以前は、家政婦というとお金持ちの家が雇うイメージがありましたが、介護をする家族も高齢である、仕事をしている場合など、一般家庭でも利用する人が増えています。定期利用だけでなく、スポット(単発)利用ができる場合もあるので、大掃除の時など少しずつ試してみるのもよいでしょう。

 

家政婦と家事代行

 

■ネットスーパー・食品(弁当)宅配

 買い物に出かけなくても、注文した商品を自宅に届けてくれるサービスがあります。大きく分けると、食材がそのまま届けられるタイプと、調理済みの食品(弁当)が届けられるタイプがあります(図2)。調理済み食品の場合、1人1食あたり500〜600円前後のところが多いようです。お試しキャンペーンなどを実施している会社もあるので、複数のサービスを試して、味付けや調理方法、配達のタイミングなど、好みやライフスタイルに合ったサービスを見つけてみてはいかがでしょうか。

 

ネットスーパーと宅配サービス

 

■ホームセキュリティ、見守りサービス

 留守中や離れて住む両親の様子は、気になるもの。最近は、月額4千円位で利用できるホームセキュリティサービスもあり、警備会社と契約をする人も増えています。また、ガスや給湯の利用状況を離れて住む家族にメールなどで知らせるサービスなど、日頃の両親の暮らしを見守るサービスも次々に登場しています。

・東京ガス(みまも〜る)、象印マホービン(みまもりほっとラインi-POT)など

 

■徘徊探知システム

 専用端末を携帯している高齢者などの居場所を家族が携帯やパソコンで確認できる他、家族がすぐに迎えに行けない場所に移動している場合や、外出時の体調不良などに応じる緊急対処サービスがあります。 ・セコム(ココセコム)など

■健康管理

 急な体調不良時に、ボタンを押すことで看護師等に相談することができます(年中無休24時間対応)。救急車の手配や親族への連絡も行ってくれるので、1人暮らしや高齢者のみの世帯だけでなく、離れて暮らす家族にとっても安心です。

・安全センター株式会社(おうちでナースホン)など

 

■移送サービス

 介護(福祉)タクシーは、車いすや寝台に乗ったままで移動ができ、通院や旅行などに便利です。通常のタクシー料金に車利用料や介助料などが加算されます。このほか、入退院や転院など、救急車は使えないけれども、移動中も点滴などが必要な場合などに利用できる、民間救急サービスがあります。国土交通省認定運賃と介護料がかかります。 ・全国民間救急サービス事業者連合会など その他、生協やNPO法人、シルバー人材センターなどで、生活支援サービスを提供しているところがあります。お住まいの地域の社会福祉協議会やインターネットなどで情報収集をするとよいでしょう。

 

便利家電

 民間会社のサービスと同様、ぜひ活用していただきたいのが、便利家電です。介護を受ける人や高齢者などの暮らしを快適・便利にすることができますので、利用する人の状況や使いやすさに合わせて選んでみましょう(図3)。 IHクッキングヒーターや全自動洗濯乾燥機、食器洗い乾燥機、掃除ロボット、電子レンジなどは、火事の予防や家事負担の軽減などに便利です。長寿命化にともない、介護の期間は年々伸びていて、5〜10年以上という人も約4割います。介護をする人にとっても、仕事や子育てをしながら介護を続けることが可能になりますので、ぜひ検討してみてください。家電を購入する際は、住まいの近くの販売店を選ぶと、アフターサービスを受ける際にも安心です。

 

介護の役立つ便利家電

 

外部サービスや便利家電で介護される人もする人も笑顔になる(まとめ)

 ある90代の女性から伺った話です。ケガがきっかけで買い物に行くことが困難になり、仕事をしている長男に頼める範囲も限られるため、食材宅配の利用を始めたそうです。定期的に玄関先に届けられる上、ある程度下ごしらえもしてあったので、料理経験のない長男も、帰宅後に作り方を見ながら夕食の支度をしてくれるようになったとのこと。さらに便利家電を取り入れたおかげで、50年以上家事の経験がなかった長男の負担も軽減され、お互い穏やかに暮らせるようになった、と笑顔で話してくれました。 外部サービスや家電を上手に活用して、介護をされる人もする人も少しでも快適に暮らせるといいですね!

 

【お勧めサイト】

社団法人 全国シルバー人材センター事業協会

全国のシルバー人材センターを検索することができます。

 

 

 LFCでは、介護される側、介護する側の両方の視点で、ライフプランとマネープランを考えながら、介護を含めた安心したセカンドライフづくりのお手伝いと、その計画を実行するお手伝いをしています。

【参考:LFCのライフプラン総合診断

 

第5回:介護に必要な用具や住宅の改修】   【第7回:介護にかかるお金と公的介護保険

 

※本コラムは、警視庁機関紙「自警」(平成24年2月号)に寄稿したものを一部加筆・修正したものです。

 

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