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介護で困らないために〜押さえておきたい介護のポイント(第4回)

介護保険で利用できるサービス(施設サービス)

老人ホームの全体像

 介護を必要とする人の増加にともなって、有料老人ホームなど、さまざまな施設ができています。老人ホーム、と一口にいわれますが、その種類は実にさまざま・・・。似たような名前もたくさんあり、違いが分かりにくいとも言われています。高齢者向けの施設(住まい)は、大きく分けると(図1)のようになります。

 

高齢者向けの住まい

 

 1つ目は、「介護保険3施設」(施設)」です。国の補助金等で作られ利用料金が安い、「特別養護老人ホーム(特養)」「介護老人保健施設(老健)」「介護療養型医療施設(介護療養病床)」があります。 2つ目は、「老人ホーム(ホーム)」と呼ばれるものです。民間業者によって建てられていますが、入所後に在宅サービスとして介護保険のサービスを受けることができます。認知症の方が5〜9人のグループになって介護を受けながら共同生活を送る「グループホーム」や「(介護付)有料老人ホーム」などがあります。 3つ目は、住宅のみを提供する「高齢者住宅(住宅)」で、「高齢者円滑入居賃貸住宅」や「高齢者専用賃貸住宅(高専賃)」などがあります。健康な人向けのものもありますが、介護サービスを外注で提供しているものもあります。

 

介護保険で受けられる施設サービスの特徴

 施設サービスの主な特徴は(図2)をご覧ください。利用する際の自己負担額は、入所する施設の種類や部屋の大きさ、要介護度によって異なりますが、施設サービス費の1割と、施設の居住費や食費の全額を自己負担します(収入の少ない世帯には、自己負担額に上限が設定されています)。料金的に大変魅力がありますが、人気が高くてなかなか入所できない、短期間しか入所できない、病院の大部屋に近い雰囲気で居心地は望めないなど、難点もあります。

 

介護保険で受けられる施設サービス

(※)クリックすると拡大します

 

民間施設のメリットとデメリット

 納得できるサービスを心地よい空間で受けたい、と希望する人も多いので、介護付有料老人ホームなど、民間の施設も次々と誕生しています。介護状態になってから入居するタイプだけでなく、健康なうちから入居して介護が必要な状態になっても継続して住めるタイプもあります。けれども、料金は全体的に高めです。最近は低価格の施設も大分増えてきましたが、中には、入居一時金が数百万円以上かかったり、月々の費用も20万円以上かかったりするところもあるようです。

 

 また、都道府県から「特定施設入居者生活介護」の指定を受けている場合は、内部スタッフによる介護サービスを受けられますが、そうでない場合は、パンフレットに介護とうたっていても、外部の介護サービスを利用するケースがありますので、事前に必ずご確認ください。その他、認知症になると入所できない、要介護度1以上でないと入所できないなどの心身の条件や年齢要件、料金体系やサービス内容など、施設によってまちまちです。

 

 最近は、インターネットで介護施設を比較できるサイトもありますので、複数の施設の情報を入手して、しっかり確認を。体験入所を実施している施設もありますので、元気なうちに複数の施設を見学してみるのもよいでしょう。契約内容に関するトラブルなども増えていますので、サービス内容や契約内容は、重要事項説明書などでしっかりと確認してから契約することをお勧めします。

 

 

介護が必要になった時、どのような暮らしをしたいか、複数シミュレーションを(まとめ)

 「介護が必要になってもできるだけ自宅で暮らしたい」と思う方も多いでしょう。その場合は、在宅で利用できる施設サービスにはどのようなものがあるのか、かかる費用はどれくらいなのか、自宅で支えてくれる家族や介護スタッフはどうするか?など、簡単に書き出してみましょう。

 

 「要介護度が進み、必要になったら施設に入所したい」「ある程度元気なうちから介護付き有料老人ホームに入居したい」と考えている方は、入所できる条件やかかる費用を調べてみましょう。いつ、どのような心身状態になるかは、誰にも分かりません。事故や病気で、突然介護が必要になるということもあり得ます。施設の見学や条件の比較などは、元気なうちに始めることをお勧めします。

 

【お勧めサイト】

一般社団法人 日本高齢者支援機構

高齢者施設紹介サイト「シニアライフネット」を運営。全国の高齢者向け施設・住宅情報が検索可能。施設の見学同行や資金計画、入居に関する相談も受けることができます。

 

 LFCでは、介護される側、介護する側の両方の視点で、ライフプランとマネープランを考えながら、介護を含めた安心したセカンドライフづくりのお手伝いと、その計画を実行するお手伝いをしています。

【参考:LFCのライフプラン総合診断

 

第3回:介護保険で利用できるサービス(在宅サービス)】   【第5回:介護に必要な用具や住宅の改修

 

※本コラムは、警視庁機関紙「自警」(平成23年10月号)に寄稿したものを一部加筆・修正したものです。

 

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